う蝕(虫歯)の原因とは?
今回はう蝕(虫歯)の原因についてお話ししていきます。
歯を磨いているのに虫歯ができてしまう、昔からよく虫歯ができる、
治療を繰り返して行っているなどでお困りの方も多いのではないでしょうか?
またできる限り虫歯ができるのを予防したいと皆さんお考えではないでしょうか?
虫歯の治療や予防を行うにあたり、虫歯の原因を知ることは非常に大切です。
虫歯の原因は、口腔内のプラーク中に存在するう蝕(虫歯)原因菌(代表例:Streptococcus mutansなど)が、
糖を分解して酸を作ることに起因します。
う蝕はう蝕原因菌により産生された酸が原因で、口腔内が酸性になることで歯が溶けてしまう病気なのです。
食事直後の口腔内のph(酸性度)の図
上記の図は食後の口腔内のpHの推移を表した図です。
お食事直後から急激に酸性になっていることがわかります。
しかしある程度の時間の経過とともに、唾液の緩衝能(酸を中和させる機能)が働き中性に戻ってきているのがわかります。
この酸性になっている時間が多ければ多いほど、虫歯になりやすいお口の中環境と言えます。
虫歯になりにくい食習慣を心がける
以上の図は、規則正しい食習慣と間食が多い食習慣の比較の図になります。
明らかに間食が多い食習慣の方が口腔内が酸性になっている時間が多いのがわかります。
以上を踏まえると、冒頭にも述べたような
歯を磨いているのに虫歯ができてしまう、昔からよく虫歯ができる、
治療を繰り返して行っているなどの方は食習慣が乱れていないか見直すことをお勧めいたします。
お口のことでお困りのことがある方はお気軽に当院までご連絡ください。
監修者情報
歯科医師(院長) 井貫 幸一
- 2013年 東北大学歯学部卒業 歯科医師免許取得
- 2022年 いぬきデンタルクリニック 開業
患者さまの生涯にわたりお口の健康を維持し、笑顔あふれる生活をサポートできればと考えております。
お口のことでお悩みの方もそうでない方も是非一度お気軽にご相談ください。
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