抜歯窩温存療法(ソケットプリザベーション)の流れ
01.残せない歯の抜歯
精密根管治療などを行っても残すことが難しい歯を抜歯します。そのままにしておくと骨が吸収してしまうため、抜歯窩温存療法(ソケットプリザベーション)を行います。
歯を丁寧に抜歯し、抜歯窩(抜歯によってできた穴)をきれいに清掃します。
02.抜歯窩に人工骨・骨補填剤を入れる
抜歯窩に人工骨や骨補填剤を入れて、骨の吸収を防止します。さらに、コラーゲンでできた膜を被せることで、患部への細菌の感染などを予防します。
03.抜歯窩を閉鎖する
歯肉の縫合や仮歯の設置を行うことで、抜歯窩を閉鎖します。抜歯窩を閉鎖した状態で、数ヶ月間の治癒期間を経て、挿入した人工骨や骨補填剤が骨化します。
04.失った歯を補うための治療の開始
抜歯窩の人工骨や骨補填剤が骨化し、十分な骨の量があることや、歯茎の退縮がないことを確認し、その後の治療(インプラントやブリッジ、入れ歯など)に進みます。