インビザラインの作り直しについて

こんにちは。

 

いぬきデンタルクリニック院長の井貫です。

今日はインビザライン治療でのマウスピースの作り直しについてお話ししていきます。

 

明石でインビザライン|42万円〜|いぬきデンタルクリニック

 

 

マウスピース矯正は最初に出来上がったマウスピースでは治療が終わらないことが多い。

iteroを使用して口腔内スキャンを行っている様子。

 

マウスピース矯正とは最初に歯の型取りを従来の型取り、もしくはitero(アイテロ)と呼ばれる口腔内スキャナーを使用してスキャンすることでマウスピースを作製することで歯を動かす治療です。

しかし、最初に作製されるマウスピースだけで治療が終了できればいいのですが、そう上手く行かない場合もあります。

実際多くの患者様では、マウスピースの再製が平均で2〜4回程度必要となることが多いです。

では、なぜマウスピースの再製が必要となってくるのでしょうか?

 

 

マウスピース矯正(インビザライン治療)のマウスピースの作り直しはなぜ必要?

インビザラインによる矯正治療では、初めに型取りしたデータでゴールまでの全てのアライナー(マウスピース型矯正装置)が出来上がってきます。

しかし途中でアライナー(マウスピース型矯正装置)がフィットしなくなることがあります。

このアライナー(マウスピース型矯正装置)がフィットしなくなった部分は歯が動かなくなってしまいます。

このため、このアライナー(マウスピース )を作り直す必要性がでてきてしまいます。

マウスピースの作り直しが必要になると平均で約1ヶ月程度は治療が中断してしまい、マウスピースが再製されるのを待つ必要性があります。

歯科医師、患者様双方にとってなるべくインビザラインの作り直しは行いたくないものです。

マウスピースの作り直しをなるべく避けるためには、患者様でも注意できることがあります。

 

 

マウスピースの作り直しが必要となる原因

以下にマウスピースが作り直しが必要となる原因を挙げます。

 

①しっかりとマウスピースの装着時間を守れておれず、マウスピースが合わなくなった。

②矯正治療中に虫歯の治療などが必要となり、マウスピースが合わなくなった。

③治療の計画通りに歯が動いていない。

この中で患者様の協力で治療がスムーズに進むのが①です。

当院では患者様にマウスピースの1日の装着時間を20 時間以上を推奨していますが、どうしてもこの装着時間を着けれない方は歯の移動に弊害が出てくることもあります。

マウスピース矯正をスムーズに進めるためにも、「装着時間」および「マウスピースをしっかりと歯に装着する」、この2点を守って使用していただくと、マウスピースの作り直しを防ぐことができる可能性があります。

しかし、マウスピース矯正の特性上どうしても動きにくい歯がある場合や、動きにくい移動を含めた場合などは、マウスピースと歯の移動が一致しなくなることがあり、マウスピースのフィットが悪くなることがあります。

 

マウスピースの作り直し期間を縮めるためには?

ここまではマウスピースが再製になる原因や必要とされる平均の期間などをお話ししてきました。

では、実際に作り直しが必要になった場合できるだけ、その期間を縮める方法はないのでしょうか?

 

マウスピースの作り直しを縮めるitero

itero(アイテロ):矯正治療に特化した口腔内スキャナー

その場である程度の歯並びの改善を見ることが可能な機械。

 

 

マウスピースの再製を縮めるのにはitero(アイテロ、口腔内スキャナー)が大活躍します。

お口の中の型を取る方法には二つの方法があります。

①従来の型取りを行う方法

精密な型取りも行うことが可能で、様々な状況に対応できる。

②口腔内スキャナーを使用した方法

しっかりと型取りできていない部分だけを追加で型取りできる。

型取りがデジタルデータになるので世界中どこでも、即時にデータのやりとりをすることができる。

 

つまりiteroを使用した型取りを行うと、データの交換を世界中どこでも即時に行うことができるので、従来の方法と比較すると圧倒的な早さでマウスピースの再製を行うことが可能なのです。

またインビザラインのアライナー(マウスピース型矯正装置)の製造は海外でのみ行っているので、このiteroという機械がないと、型取りした歯型をいちいち海外まで発送する期間が余分にかかってしまうのです。

 

当院ではiteroを活用したマウスピース矯正を行っておりますので、少しでも早く患者様に新しいマウスピースのお届けができるような体制を整えています。

 

 

当院の矯正治療について詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.inuki-dc.com/orthodontics/invisalign/

 

 

監修者情報

歯科医師(院長) 井貫 幸一

歯科医師(院長) 井貫 幸一

歯科医師(院長) 井貫 幸一

  • 2013年 東北大学歯学部卒業 歯科医師免許取得
  • 2022年 いぬきデンタルクリニック 開業

患者さまの生涯にわたりお口の健康を維持し、笑顔あふれる生活をサポートできればと考えております。
お口のことでお悩みの方もそうでない方も是非一度お気軽にご相談ください。

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